ひさたま

先日、シュントを連れて妹ちゃんとお買い物に出掛けた。

のんびりとしていたら、夫からカエルコール。

いつの間にかとっても遅い時間になっていた。

「もう少しお買い物してから帰るでご飯の支度は帰ってからでいい？」

そしたら夫が

「いいよ。じゃあ俺がごはん作っとくわ～。」


晩ごはんは帰ってからすぐ作れるように、簡単な「お鍋」の予定だった。

ストレートつゆに野菜とお肉を入れて煮込むだけ。

これなら夫でも作れるな。


「じゃあよろしく～！」


それからもうしばらく買い物をして帰路についた。


お鍋・・・楽しみだわ♪

もう出来てる頃かしら？


「ただいま～。」


あれ？

まだできてないの？


ご飯が炊けるのも、あと３８分？？


そして、夫はストレートつゆなのにたくさんお水を足して野菜を煮ていた。


「え～！何で～！！」

思わずムッとして叫んでしまった。

「作り方、裏にちゃんと書いてあるじゃん。読まんかったの？」



とりあえずご飯は早炊きモードに切り替え、お鍋が出来上がるのを待った。



それから１５分、ご飯もお鍋もやっとできた。


みんなでいただきま～す。

私は頭の中で「絶対においしいはずがない。帰ってから自分で作ればよかったな。。。」と思っていたら・・・

お兄ちゃんと妹ちゃんの口から

「おいしい～～～！」の言葉が。

私も一口。

「ほんとだ！おいしいね～。」


お鍋の中には夫が冷蔵庫から探し出したいろいろな具材が入っていた。


なんと、ピーマンも。


「鍋にピーマンって初めてだよね。でもすごくおいしい。」


私が作る鍋とは一味違った新しい鍋だった。


そして、お鍋の横には大量のキャベツの千切り。

夫は丸ごと１個のキャベツを使い切っていた。

「キャベツは明日も使いたかったんだけど。」


そんな私に、妹ちゃんが

「キャベツの千切り食べたかったんだ～。おいしいよ～。」って。



夫がせっかく作ってくれた料理にケチをつけてしまった自分がとても恥ずかしくなった。


ゆっくり買い物をさせてくれてありがとう。

おいしいご飯をつくってくれてありがとう。


素直に言えなくてごめんなさい。