2011年09月26日
新しいスタート2
24日の土曜日は妹ちゃんの運動会。
夫がいないので、カメラ係をお願いするためにお兄ちゃんにも来てもらった。
昨日の涙から一転、運動会では友達と楽しそうにウロチョロと走り回っていた。
撮影してくれた写真も・・・まあまあだった
夫がいない間にどんどん話が進む・・・
実は、夫は今も、お兄ちゃんが小学生時代に所属していた野球チームの副代表をしており、今回の「チームを辞める」という決断にも、最後まで難色を示していた。
「お兄ちゃんが野球を頑張るなら、どんなことでもする」と、庭に練習場を作ったり、休みの日には練習を見たり、とにかくお兄ちゃんの野球をする姿を見るのがとても好きだった。
でも、最近では土日はほとんど仕事で、出張も多く、私がチームの仕事をできなくなったことをカバーすることもできず、お兄ちゃんの野球の練習につきあうことすらできなくなっていた。
そして夫も、今のお兄ちゃんの生活態度を「良くないな~」と思っていた。
25日。
お兄ちゃんがチームに行く最後の日。
練習着を着て行くか、普通のジャージで行くか、さんざん迷った挙句、ジャージで行くことに。
練習には参加せず、挨拶だけして帰るということにした。
練習場に着くと、ほとんどの子がもう到着していた。
そして、私とお兄ちゃんがSコーチに呼ばれた。
Sコーチは、野球をしている高校生の息子さんがいる一番年配のコーチ。
少し離れた場所でSコーチと話をすることに。
「事情は聞きました。でもHIDE、本当にそれでいいのか?」
Sコーチからは、何とかしてお兄ちゃんにこのチームで野球を続けさせたいという気持ちが伝わってきた。
「お母さんが送り迎えできないなら、〇〇小学校まで自転車で来てくれれば私が送っていくこともできるよ。私が無理な時は〇〇さんにお願いするから。」
「野球は続けることに意味がある。今はレギュラーにはなれなくても、高校で花開く子はたくさんいる。うちの息子もそうだった。実は私もそう。そしてHIDEにはその可能性がある!」
本当にありがたかった。
お兄ちゃんもかなり揺れた。
「今決断をしなくてもいいと思う。しばらく考えて、いつでも戻っておいで。親に言えない相談事があれば、俺に電話してこいよ。」
次はMコーチとの話。
「俺は納得してないからな。だから3カ月の猶予を作ることにした。ゆっくり考えて、いつでも戻ってこい。お前の籍は残しておくから。」
Mコーチはいろいろと考えてくださったようで、監督にも話をして3カ月間お兄ちゃんを待ってくれると言ってくれた。だから「ありがとうございました。」と、終わりの挨拶はするなと。
そして、Yコーチ、Nコーチ、Wコーチとお兄ちゃんがそれぞれ話をした。
今まで、チームを辞めると言ってコーチ全員と話をできたのはきっと誰もいなかったと思う。
お兄ちゃんは、コーチ全員からお言葉をいただき、みんなが「戻ってこいよ」と言ってくれた。
この時ばかりは、本当に私の妊娠が「今」じゃなければ・・・と思った。
一通り話が終わり、お兄ちゃんはチームメイトに呼ばれ、練習に参加することに。
練習着を着ていなかったので、アップのスタートの合図や声だしをしていた。
最後に顔を見に来てくれたお母さん、Kさんからは、
「HIDEのこの声が大好きだったんだよ~。この声を聞けなくなると思うと、本当にさみしいよ~」と。
私も、このチームでのお兄ちゃんの「声」を耳に残そうと、耳を傾けた。
みんな笑顔。
「元気出していこ~ぜ~!!」
お兄ちゃんの掛け声にみんなが「オ~~~~~!」と応えた。
再度、コーチの皆さんにご挨拶をして、いよいよお別れ。
「お別れじゃないですよ。3カ月待ってますから。」とMコーチ。
「やっぱりなんとかならないかな~、スタッフが動くから。」とSコーチ。
皆さん、本当にありがとうございました。
・・・もしかしたら3か月後に戻って来るかも???
そんな場所があるだけでもありがたいです。
「HIDE~、辞めんよな。戻って来るよな。」
辞めると知った時に泣いて引き留めてくれたTくんは、お兄ちゃんが戻って来ると信じて笑顔で見送ってくれた。
お母さんたちも私を精一杯応援してくれた。
みんな、本当にありがとう。
このチームを選んで、本当によかった。
夫がいないので、カメラ係をお願いするためにお兄ちゃんにも来てもらった。
昨日の涙から一転、運動会では友達と楽しそうにウロチョロと走り回っていた。
撮影してくれた写真も・・・まあまあだった
夫がいない間にどんどん話が進む・・・
実は、夫は今も、お兄ちゃんが小学生時代に所属していた野球チームの副代表をしており、今回の「チームを辞める」という決断にも、最後まで難色を示していた。
「お兄ちゃんが野球を頑張るなら、どんなことでもする」と、庭に練習場を作ったり、休みの日には練習を見たり、とにかくお兄ちゃんの野球をする姿を見るのがとても好きだった。
でも、最近では土日はほとんど仕事で、出張も多く、私がチームの仕事をできなくなったことをカバーすることもできず、お兄ちゃんの野球の練習につきあうことすらできなくなっていた。
そして夫も、今のお兄ちゃんの生活態度を「良くないな~」と思っていた。
25日。
お兄ちゃんがチームに行く最後の日。
練習着を着て行くか、普通のジャージで行くか、さんざん迷った挙句、ジャージで行くことに。
練習には参加せず、挨拶だけして帰るということにした。
練習場に着くと、ほとんどの子がもう到着していた。
そして、私とお兄ちゃんがSコーチに呼ばれた。
Sコーチは、野球をしている高校生の息子さんがいる一番年配のコーチ。
少し離れた場所でSコーチと話をすることに。
「事情は聞きました。でもHIDE、本当にそれでいいのか?」
Sコーチからは、何とかしてお兄ちゃんにこのチームで野球を続けさせたいという気持ちが伝わってきた。
「お母さんが送り迎えできないなら、〇〇小学校まで自転車で来てくれれば私が送っていくこともできるよ。私が無理な時は〇〇さんにお願いするから。」
「野球は続けることに意味がある。今はレギュラーにはなれなくても、高校で花開く子はたくさんいる。うちの息子もそうだった。実は私もそう。そしてHIDEにはその可能性がある!」
本当にありがたかった。
お兄ちゃんもかなり揺れた。
「今決断をしなくてもいいと思う。しばらく考えて、いつでも戻っておいで。親に言えない相談事があれば、俺に電話してこいよ。」
次はMコーチとの話。
「俺は納得してないからな。だから3カ月の猶予を作ることにした。ゆっくり考えて、いつでも戻ってこい。お前の籍は残しておくから。」
Mコーチはいろいろと考えてくださったようで、監督にも話をして3カ月間お兄ちゃんを待ってくれると言ってくれた。だから「ありがとうございました。」と、終わりの挨拶はするなと。
そして、Yコーチ、Nコーチ、Wコーチとお兄ちゃんがそれぞれ話をした。
今まで、チームを辞めると言ってコーチ全員と話をできたのはきっと誰もいなかったと思う。
お兄ちゃんは、コーチ全員からお言葉をいただき、みんなが「戻ってこいよ」と言ってくれた。
この時ばかりは、本当に私の妊娠が「今」じゃなければ・・・と思った。
一通り話が終わり、お兄ちゃんはチームメイトに呼ばれ、練習に参加することに。
練習着を着ていなかったので、アップのスタートの合図や声だしをしていた。
最後に顔を見に来てくれたお母さん、Kさんからは、
「HIDEのこの声が大好きだったんだよ~。この声を聞けなくなると思うと、本当にさみしいよ~」と。
私も、このチームでのお兄ちゃんの「声」を耳に残そうと、耳を傾けた。
みんな笑顔。
「元気出していこ~ぜ~!!」
お兄ちゃんの掛け声にみんなが「オ~~~~~!」と応えた。
再度、コーチの皆さんにご挨拶をして、いよいよお別れ。
「お別れじゃないですよ。3カ月待ってますから。」とMコーチ。
「やっぱりなんとかならないかな~、スタッフが動くから。」とSコーチ。
皆さん、本当にありがとうございました。
・・・もしかしたら3か月後に戻って来るかも???
そんな場所があるだけでもありがたいです。
「HIDE~、辞めんよな。戻って来るよな。」
辞めると知った時に泣いて引き留めてくれたTくんは、お兄ちゃんが戻って来ると信じて笑顔で見送ってくれた。
お母さんたちも私を精一杯応援してくれた。
みんな、本当にありがとう。
このチームを選んで、本当によかった。
Posted by スー at 08:50
Comments(2)
Comments(2)
この記事へのコメント
みんなに必要とされてるって、親からしたらこれほど嬉しいことはないですよね!
ほんと、人に恵まれてますね(^^)
私も、妊娠・出産で、諦めたことや上の子達に我慢させたこといろいろありますが、それも「これでよい」と受け止めるようにしました。
きっとすべていい方向へと向かいますよ、スーさんならp(^-^)q
ほんと、人に恵まれてますね(^^)
私も、妊娠・出産で、諦めたことや上の子達に我慢させたこといろいろありますが、それも「これでよい」と受け止めるようにしました。
きっとすべていい方向へと向かいますよ、スーさんならp(^-^)q
Posted by 子宝★ママ at 2011年09月26日 09:08
子宝★ママさん
ありがとうございます。
私も子宝★ママさんのように、「これでよい」と受け止め、いい方向に向かうように、これからも親としてできることをしていきたいと思います。
ありがとうございます。
私も子宝★ママさんのように、「これでよい」と受け止め、いい方向に向かうように、これからも親としてできることをしていきたいと思います。
Posted by スー at 2011年09月27日 13:06